看護師国家試験の受験資格と合格率について

看護師を目指す人にとって、看護師国家試験の合格率は気になるところでしょう。
看護師国家試験は必須問題50問、一般問題130問、状況設定問題60問の合計240問が出題され、8割の正解率が合格ラインです。
出題数の多さ、8割という合格ラインの厳しさから難易度の高い試験のように感じますが、2021年の看護師国家試験の合格率は90.4%で受験者のほとんどが合格していることになります。
そのため、そこまで難易度の高い試験ではないといえるでしょう。

ただし、看護師国家試験は誰でも受けられるわけではなく、受験資格が設定されています。
高校を卒業後に看護師国家試験を受けるなら、看護大学や看護専門学校に通うことで受験資格が得られます。
また、中卒で看護師国家試験を受験したい場合は、准看護師手の経験を3年間積んだ後で看護専門学校に入学するか、7年間准看護師として経験を積んだ後、通信教育で看護学校の講座を修了して受験資格を得ることになります。

このように、看護師国家試験は大学や専門学校、通信講座などで専門的な知識をしっかり学んだ上で受験することになるため、9割という高い合格率なのでしょう。
年に1回行われる国家資格試験で、受験者は6万人ほどです。
また、看護系の国家資格試験としては、助産師や保健師などがありますが、看護師国家試験が最も受験者が多くなっています。
看護師国家試験の資格は一度取得すると一生使い続けられる資格なので、取得しておいて損はないでしょう。